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ヒトの胎生期の発達

ヒトの胎生期の発達

現代の科学者が、人間の創造とその発達に関する重要な情報を発見する1400年も前に、偉大なるクルアーンにおいて、神はヒトの胎生期の発達の段階について仰せられた。

われは泥の精髄から人間を創った。
次に、われはかれを精液の一滴として、堅固な住みかに納めた。
それからわれは、その精滴を一つの血の塊に創り、次にその塊から肉塊を創り
〔偉大なるクルアーン 23:12-14〕

文字通りアラビア語のアラカという単語には3つの意味がある。

  • ヒル
  • 吊るされたもの/ぶら下がるもの
  • 血塊

1.「アラカ段階におけるヒルと胎児を比較すると、両者の間には類似点があることがわかる」 [発展する人類 p.8]

「また、この段階の胎児は、 他の血液で生きるヒルと同様に、母親の血液から栄養を得る。」(クルアーンとスンナの36ページに記載されている人間の発達」

2.アラカという単語の2番目の意味は、「吊るされたもの」だ。母親の胎内のアラカ段階の胎児の状態は、非常に適切にこの記述に適合している。

3.アラカという単語の3番目の意味は、「血塊」である。アラカ段階の胎児とその嚢(体内で生産された物質を貯える為の袋状の組織、あるいは、器官。)の外観は血栓の外観と似ていることがわかった。これは、この段階の胎児に存在する比較的多量の血液によるもので、この段階では、胎児の血液は第3週が終わるまで循環することはない。したがって、この段階の胎児は血の塊のような形をしている。

アラカ段階における胎児の初期の心血管系の図を調べることによって、胎児とその嚢の外観が、血の塊と同様であると気付くだろう。これは比較的多量の血液が胎児に存在するためである。[発展する人類、65ページ]

したがってアラカという単語がもつ3つの意味は、アラカの段階での胎児の描写を的確に表している。

クルアーンに記される次の段階はムドゥガ段階である。アラビア語でムドゥガとは、「噛まれたような物質」を意味する。 ガムの一片を口の中に入れ、噛んだ時の形とムドゥガ段階の胎児と比較した場合、胎児の背にある体節は、噛んだ物質の歯の跡に似ているので、それらはほぼ同一であると結論付けている。

ムハンマド(彼に平安あれ)は、科学者たちが先進的な装置と過去には存在しなかった強力な顕微鏡を用いることによって発見したような上記の事実を 、1400年前に一体どのように知ることができたのだろうか?
ハムとレーウェンフックは、1677 A.D.(ムハンマドﷺの死後1000年以上後)において、改善された顕微鏡を用いてヒトの精子細胞を観察した最初の科学者だった。

彼らは、精子細胞には、それが女性生殖器に移動したときに成長する前もって形作られた小型のヒトが含まれているのだと考えた。[発展する人類、P.9]

キース・ムーア教授は、解剖学および発生学の分野における世界の著名な科学者の一人であり、8つの言語に翻訳された「発展する人類」というタイトルの本の著者でもある。

この本は科学的な参考書とみなされ、米国の特別委員会によって最高の本の一冊に選ばれた。

キース・ムーア博士は、カナダ・トロントのトロント大学で解剖学と細胞生物学の教授を務めている。 1984年には、カナダの解剖学分野で最も著名な賞であるJ.C.B.特別章をカナダ人解剖学会から受賞している。彼は、カナダおよびアメリカのアナトミスト協会、生物科学連合理事会など多くの国際機関を指揮してきた。

サウジアラビアのダンマームで開催された、第7回医学会議でムーア教授は、 「クルアーンに記された人間の発展についての記述を明らかにすることができ、とても嬉しく思います。」と述べた。

これらの記述は間違いなく神、アッラーからムハンマドﷺに啓示されたものだ。なぜならこれらの知識のほとんどは何世紀も経ったあとになって発見されたものだからである。

この事実は私に、ムハンマドﷺが神、アッラーの使者に違いないことを証明している。

そして最後に、ムーア教授は次のような質問を受けた。「それはあなたがクルアーンを神の言葉と信じているということでしょうか?彼は答えた。 「それを受け入れることは、私にとって何ら難しいことではない。」

ある会議で、ムーア教授は、ヒトは胎児の段階が複雑であり、発達中の変化の過程が連続的であるため、クルアーンとスンナ(ムハンマドﷺの言葉) で言及された用語を用いて、新しい分類システムを開発することが提案されている。

提案されたシステムは、単純で包括的であり、現在の発生学的知識に適合する。
過去4年間にクルアーンとハディース(預言者ムハンマドﷺの信頼できる伝承の言葉や言行録)に関する集中的な研究によって、人間の胎児を分類するシステムが明らかになった。

発生学の創始者であるアリストテレスは、紀元前4世紀の鶏卵の研究から 段階的にニワトリの胚が発生したことに気がついたが、これらの段階について詳しくは触れなかった。

発生学の歴史から知られている限り、20世紀まで人間の胎児の段階と分類はほとんど行われてこなかった。このため、クルアーンにおけるヒトの胎児の記述は、7世紀の科学的知識に基づくものではない。

この事実に対する唯一合理的な結論は、これらの記述は神からムハンマドﷺに明らかにされたもの、だということだ。彼ﷺは科学的な訓練を全く受けていない文盲な人間だったので、このような細部を知ることはできなかっただろう。

人間について考えてみよう。どうやってここにやって来たのだろうか?人類の本質は何だろうか?私たちの行動を引き起こすものは何だろうか?私たちを創造し、支えてくれる人には感謝しないのだろうか…この手がかりは何ですか?あなた自身について考えてみよう。自分で自分を作ったのですか?

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